通勤日記 改め 日々の記録

自転車、買ったもの、旅行などなど備忘録をかねて

今年の困ったこと

 製造業を生業とする会社で働いている。
 殆どが国内向けの製品を作っている。まれに海外向けの製品を作ることがあり、今年は韓国向けの製品を数件受注した。設計段階で関連企業が韓国向けの製品で輸出が出来ないという事態が生じたと連絡があった。話を聞くと輸出が出来なかったわけではなく、韓国内で受け取りが出来なかったそうで、理由は装置に使用しているモータが日本の標準モータだったから。 海外では三相インダクションモータに関しては高効率化が進んでおり、標準モータでは受け入れがされなかったらしい。韓国では2010年7月1日から0.75kW〜15kWまでのモータがEPAct(IE2相当)のモータを使用することが義務付けられている。色々と調べてみるが韓国の規制内容が詳しくは分からない。モータメーカの東芝、三菱などに聞いても明確な返答はない。JETROに聞いても分からない。
 設計中の装置に関して、どのように進めれば良いかがわからないので暫定的に高効率モータを使用することにした。それでも受け入れされない場合のために韓国製のモータを直ぐに入手できるように下調べをしておくことにした。幸い取引のある商社から直ぐに買うことが出来るよう。
 その後も調べていると、どうやら韓国の認証機関の認証を受けたモータを使用する必要があるらしい。認証対象者は「韓国国内の製造者または輸入者」だそうだ。つまりは韓国製を使えということのよう。
 今回、一番困ったことは、どこに聞いても韓国のエネルギー消費効率等級表示制度の内容が分からなかったこと。本社(一部上場)に聞いても東芝、三菱に聞いても具体的な内容が分からない。
 日本の製造業は輸出が盛んなのではなかったのだろうか。輸出が盛んな国が相手国の法規制を、法規制が始まっているにも関わらず把握していないとは思ってもみなかった。貿易障壁だから内容を掴みづらいのか、韓国を相手にしていないのか、それとも日本の製造業が弱ってきているのか。果たしてどうなんだろうか。